血圧抑え隊

血圧抑え隊

国民病とも言われる高血圧。塩分を取りすぎたら高血圧、それは大体の方が知っていますが、それ以外の高血圧になる原因はご存知ですか?原因を知っておけばきっと今後の高血圧予防に対策できるはずです。

身体のむくみからなる高血圧

高血圧を抱える人の中には、顔のむくみであったり、手のむくみ、足のむくみといった、体のむくみの症状が見受けられるケースもあります。身体のむくみというのは、安易に考えてはいられない、危険なSOSのサインでもあります。高血圧というだけにはとどまらないで、他にも何か病状を発生しているか、潜んでいるということも考えられます。

多くの人が体験のあるむくみの症状は、水分と老廃物が体内に溜まってしまい、スムーズに外へと排出されないために引き起こります。身体のむくみと、高血圧というのは、大きく関係性を持っているのです。いわば、合併症であるという可能性が高くなります。

むくみが起きているとき、いくつかの病気を疑う必要があります。心臓病をはじめとして、肝臓病や腎臓病、甲状腺機能が低下していることも考えられます。高血圧と関連性が最も高くなるのは、腎臓病と心臓病になります。

高血圧というのは、症状が継続することにより、大きく心臓に負担がかかってきます。当然ですが、そうなると心臓は疲労感を感じることになり、過剰な疲労は心不全にもつながりますので高血圧は放っておかずに対処しましょう。心不全の症状になってしまうと、血液が肺に溜まって、静脈でのうっ血はひどくなります。

こうして身体には、どんどんむくみが出てきてしまい、階段の上り下りだけでも息が切れます。怖いのは、放置することで、自体は悪化してしまうことです。胸が苦しくなって、夜も起きだしてしまうこともあります。

血液を心臓から送り出す、大切なポンプ機能が不調になるのが、心不全の症状です。息切れがしやすいとか、夜中に突然苦しくて目が覚めるといった症状が出るようであれば、放置しないで原因を突き止める必要がります。

血圧が上がったときに疑う病気

血圧は1日の間でもかなり変動します。24時間測定する機械をつけると、健康な若い人でも運動中や激怒している時や恋人とキスをしている時、大事なプレゼンで大勢の人の前で発表している時などは200mmHgくらいまで上昇することもあります。

測る時は、3回ほど深呼吸をしてから測ってください、とよく言われるのはこのためです。
安静時に測定する事が大切です。

では、血圧が上がったときに疑う病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

現在、我が国の高血圧患者は約796万人で、高齢者では3人に2人です。

高血圧患者の90~95%は本態性だと言われています。これは、原因が明らかではないもの、血圧が高くなる基礎疾患が見られないものという意味です。

しかし残りの5~10%は何らかの基礎疾患があるものです。これを二次性高血圧と言います。

二次性の原因となる疾患には、慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎炎、慢性腎盂腎炎などの腎疾患がまずあげられます。
これらの腎疾患によるものは二次性の約70~75%を占めています。
検尿や腎臓エコーや腎臓の造影、採血検査などが必要になります。
次いで、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症といった内分泌疾患(ホルモンの病気)があります。
また、高安動脈炎、大動脈縮窄症などの血管の病気や脳腫瘍、脳炎などの脳疾患、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、漢方薬の甘草を長期服用したために起こる偽アルドステロン症などがあります。

二次性はわずか5%ほどとはいえ、見逃してはいけません。
血圧を数回測定して、「降圧剤を出しておきます」と言う医者は親切そうに見えて、実は不親切な医者だと言えます。

本態性と二次性では、使用する降圧剤も違いますので、きちんと、尿検査や採血検査など必要な検査を行い、二次的な病気が隠れていないか確かめる事が大切です。

日常生活で血圧変動が激しい動き

血圧と言うのは、改めてその数値を計測しない限り、日頃の生活の中でなかなか意識が及びにくいものです。

しかし、日常生活の中で血圧に注意をはからなければならない場面と言うのは多くあります。
場合によっては、普段、何げなく行っている行動が血圧を大きく変動させ、そのことが命の危険に及ぶと言うこともあります。そうしたことがあると言うことも理解し、気をつけることが大切です。

日常生活の中で血圧を大きく変動させる行動、その代表とも言えるのが入浴です。
特に冬場の入浴は注意が求められます。冬場は寒いですから、脱衣所などで服を脱いでいる時は、血管が収縮しているために血圧は上昇します。

この時点で、普段から血圧が高めと言う人は、場合によっては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす恐れもあるため要注意です。そしてそのままの状態で、かけ湯などもしないでお湯が入った浴槽に入浴すると、今度はその作用によって血管が拡張します。
つまり血圧としては一気に低下すると言うわけです。すると、その反動で意識低下が発生し、そのまま浴槽で溺れてしまう、昏倒してしまうと言うことも発生するおそれがあります。

これはヒートショックとも呼ばれている現象で、現にこれが原因と思われることで命を落としている人もいるため気をつけなくてはいけません。
冬場は、脱衣所と浴室内の温度差をなるべく解消しておく、脱衣した直後に入浴はしない、不安を抱えている人は誰かに見守りを頼むことなどが対策としては挙げられます。またトイレも、日常生活の中で血圧を変動させる行動のひとつです。

肌を露出させると言う点では入浴と同じですし、排便が困難な場合、力むことが多くなります。すると数値が急激に跳ね上がり、そのまま脳卒中を引き起こしてしまう、あるいは力んだ結果、便が排出されたリラックス効果で、一気に数値が低下して意識を失ってしまうと言う場合もありますから、力みすぎるのは禁物です。

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